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『ドミニク・サンダ讃美★神秘のまなざし』

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『ドミニク・サンダ讃美★神秘のまなざし』
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麗しのドミニク・サンダ様★私の一等大好きな女優様!時に優美、また時に冷厳。麗人という言葉が女性に限るのならば、このお方の為にある私。欧州頽廃女優のおひとり。崇高なる美は永遠に生き続ける。その美を讃えながら素晴らしき作品を観返す歓び!同じくドミニク様を愛する友人のご協力を得ながら、色々と綴ってゆこうと思います。どうぞ宜しくお願い致します。
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麗人★ドミニク・サンダ (その1.) 1972年

2009/02/03 10:42
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※『麗人図鑑』に掲載しました1972年の映画雑誌『スクリーン』の表紙より♪
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『暗殺の森』 ベルナルド・ベルトルッチ監督 (1970年) その1.

2009/01/22 10:05
画像この「暗殺の森」を初めて観たのはTVでだった。その番組名もチャンネルも覚えていない。吹き替えだったのかも知れない。しかし、まだ小学生の私、TVで「愛の嵐」を隠れる様に息を呑んで魅入ってしまった私はその愛するシャーロット・ランプリング様を超える存在となるお方を知ってしまった。この衝撃は大きい!革命や政治運動というものに興味があった思春期の多感な頃。この映画のファンの方々は有名な二つのシーンを即想起されるであろう!一つは、ステファニア・サンドレッリと美しいドレスを纏い舞踏するシーン。この優美で退廃的な美、香るレズビアンな空気。もう何度も観ているけれどやっぱり大好きなシーンだ。そして、もう一つは雪の中で暗殺されるシーン。後にドミニク様自らのインタビューで読み知る事が出来た事だけれど、あのシーンを撮影中、とてもイライラしていたそうだ数日間。そして、あのシーンの瞬間あまりにもショックでその異常さにスタッフ達も駆け寄った位のものだった。しかし、監督はそのまま撮り続けたのだと。演技を超えた瞬間だったのだろう!そんな事を知りますます震え立つものを感じるのだ、このお方には。娼婦から左翼インテリ女性を演じきった。誰がこの時18歳だったと信じるだろう!あまりにも早熟だ。あのシーンは戦慄の瞬間というのだろうか?勿論、ジャン=ルイ・トランティニャンの存在は大きい。彼女が血塗れで殺される時、あのクールな態度は印象的だった。初めは「何て!卑劣な人。冷酷な人。」と怒りが込み上げたものだ。しかし、あのシーンは脱落していく虚無の表れだったと。見事なトランティニャン!

原題の「IL CONFORMISTA」は体制順応主義者。ファシズムとコミュニズムの狭間で揺れ動く孤独なファシスト:マルチェロの心の動き。イタリアの一つの時代、反ファシズム闘争が幻想に過ぎず崩れていく様をこれ程までに美しく描いた作品を名作と呼ばず何と呼ぶのだろう?「ラストタンゴ・イン・パリ」と双璧を成すであろうベルトルッチ監督の60年代末から70年代作品の代表作である「暗殺の森」。しかしながら、私はドミニク様ばかりを追いかけてしまう。それはどの作品でも同じ。「1900年」のジェラール・ドパルデューの評価は巷でも高い、素晴らしい俳優さんだろう。しかし私は苦手...なのに好きな作品に多く出ている...困る。「1900年」はとっても長編作なので忍耐力が必要だったけれど、ドミニク様が現れると色彩がさらに美しさと陰影を増すのだ。白馬に乗り森を颯爽と駆けるお姿。高貴さと狂気が迸る奇妙な瞬間は嬉しくて仕方が無いくらいだった。

依怙贔屓たっぷりな素人感想文ながら、「ドミニク・サンダ」という存在が"美"なのだ!私の一等大好きな女優さま!誰も超える事は出来ないのだ。ブルジョワの気高き気品と反逆者でもあるかの様なあの眼。細すぎず決して豊かではない綺麗な肢体。そして波打つ長く美しい髪。完璧なる顎の線、ロマンティシズム溢れる眉、知性溢れる額、凛々しい口元....どこもかも全てが大好きなのだ。私の大切な美の世界に君臨するドミニク様を永久に愛す!

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暗殺の森/IL CONFORMISTA
1970年 イタリア/フランス/西ドイツ合作映画
監督・脚本:ベルナルド・ベルトルッチ 原作:アルベルト・モラヴィア 撮影:ヴィットリオ・ストラーロ 音楽:ジョルジュ・ドルリュー 出演:ジャン=ルイ・トランティニャン、ドミニク・サンダ、ステファニア・サンドレッリ、ピエール・クレマンティ、ジョゼッペ・アドバッティ




(追記)
2004年7月11日に書いたものに一部加筆致しました。ドパルデューは今は苦手ではなくなっています。
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『ルー・アンドレアス・サロメと ドミニク・サンダ』

2009/01/21 10:14
『ルー・アンドレアス・サロメ:LOU ANDREAS SALOME/ドミニク・サンダ:DOMINIQUE SANDA』 
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  ああ、謎に満ちた生よ、わたしはおまえを愛する
  友がその友を愛するように
  おまえの与えてくれるものが歓びであれ、涙であれ
  幸福であれ、苦悩であれ ─
  おまえの悲嘆ともどもおまえを愛する
  そしてもしおまえがわたしを滅ぼそうというのなら
  わたしはおまえの腕から身をもぎ離そう
  友が友の胸から身をふりほどくように ─

  力の限りおまえを抱こう
  おまえの炎をわたしに燃えたたせよ
  灼熱の闘いのさなかになお
  おまえの謎をいや深く窮めたい!

  ああ 百千の歳月を生き 思索しぬきたい!
  さあ 両の腕にわたしを抱きしめておくれ
  そして もはや幸福を恵めなくなったら
  よろしい、おまえの苦悩を与えるがよい



    「生への祈り」 ルー・サロメ


この詩に感涙した大哲学者ニーチェは曲まで作ったという。ルー・サロメ自身、大学生の時に書いたこの詩を生涯持ち歩いたとも。 この自らの詩、そのものの様に世紀末を生き抜いた美貌の才女。ニーチェの生涯中、もっとも謎とされる時期、このルー・サロメと弟子格の若き哲学者パウル・レーとの「聖三位一体」なる生活。 ニーチェを中心にこのルーの「自由なる生」を美しい映像で描き出したのは、あの「愛の嵐」のリリアーナ・カバーニ監督だ。作品名には「善悪の彼岸」と!そして、ルー・サロメ役はこのお方しか居ないだろう!というドミニク・サンダ様。 この1977年映画を80年代に映画館で観る機会に恵まれた。私の中でルー・サロメという女性はドミニク様と大いに重なり合い、ますます気になる存在となって行った。私は哲学研究者でも何でもない。ただ気になる存在だということ。 それが、ドミニク・サンダ、フリードリッヒ・ニーチェ、ルー・サロメという、私にとって嬉々なる組み合わせによる作品だった。こういう偶然性を愉しみながら今に至る様でもある。私如きが語る事さえ馬鹿げていると思う位、ニーチェはあまりにも難解だ。でも、好きなのだ。

ルーへの失恋から僅か10日で書き上げたと言われる「ツァラトゥストラはかく語りき」 の一部、そして完成。そして以前よりも孤独と苦悩は深まり数年後、彼は狂気に至る。 正気に戻ることなく1900年に世を去る。パウル・レーはというと、ルーとの5年間の 性的関係無しの同棲生活を送ったけれど、東洋語学者フリードリッヒ・カール・アン ドレアスとの結婚話を聞き自殺。しかし、この夫とも"性的関係は持たない。他の男 性との恋愛も許す。"という条件付きだった。そして、様々な新しい才能たちと親交 を結ぶ。ツェメクという精神科の医学博士との関係は妊娠もあり12年間続く。しかし、当時まだ無名の若き詩人、かのライナー・マリア・リルケ と出会う。復活祭的良き関 係は4年間。苦悩するリルケに、"その表現の苦闘は一人でこそ行わなければならないのだ"とルーは言い渡す。しかし、1926年、白血病でこの世を去るリルケはルーに手紙を書き続けた。 死の床でも「私のどこがいけなかったかルーに聞いて下さい。」と語ったという。嗚呼!リルケがまた好きな私であるのでここは辛い場面である。

20歳前後に書かれたと思われる「生への祈り」の詩そのものの!改めてこの「自由精神」におののく。頽廃と新しい文化運動や芸術の吹き荒れる世紀末ヨーロッパを生き、晩年はナチズム吹き荒れるゲッティンゲンで精神分析の研究を続け、1937年75歳で生涯を閉じた。晩年の最良の友人であったのはジクムント・フロイト。

画像「友情の三位一体」と題された写真。また有名な21歳時の高貴な黒いドレスに身を包む凛々しいお姿。容易にドミニク様を連想させるのだった。カバーニ監督が女性である事、女性による審美眼というものがあるならば、私はどうもこのカバーニ作品達と異常な相性の良さを感じてならない。

ルーの徹底したエロスの拒否はいったいどこから来るのか?という問題は様々な意見が有るようだ。真実など分からないけれど、ルーはロシアのペテルスブルグに生まれ、5人の兄達に囲まれて父に溺愛されて育った何不自由ない生活。 そして、当時のロシアでは仮想結婚が流行っていたという。そんな中、ルーは病弱だったけれど革命運動や女性解放運動への関心を強めていった...この様な少女期の環境・状況にもとても興味がある。 裕福な生活よりも自己の表現を求めて稀なる女優となったドミニク様。やはり、他の誰にもこのルー役は適さないだろう!と確信するのだった。

※「宿命の女捨遺」 (2004年8月15日)として綴ったものです。
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『初恋 ファースト・ラブ』 マクシミリアン・シェル監督 (1970年) その1.

2009/01/20 10:43
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「あなたの好きな俳優さんは?」と尋ねられたなら。男優さんの名前は5,6人はスラスラと出て来ますが、女優さんとなると何十人もの名を次々と並べることになる私です。その時、いつも最初に挙げる人は決まっています。2番目も(初恋の女優さまであるシャーロット・ランプリングです!)。その私の一番大好きな女優さんはドミニク・サンダ!日本未公開ものも沢山あるのですが、彼女の名を見つけたものはかなり観ています。どれも好きなのですが、1970年の「初恋」は中でもとっても大好きな作品です。

原作はロシアの文豪ツルゲーネフ。16歳の少年が別荘で過ごした数週間。その間に年上の女性に初恋し、その愛した人が父親の愛人であると知った少年の揺れ動く心理を繊細に描いたものです。その年上の女性:ジナイーダ・アレクサンドロヴナ役がドミニク・サンダ。このファム・ファタルなジナイーダ役のイメージはドミニク・サンダにピッタリです。少年:アレキサンダー(原作ではウラジーミル・ペトローウィチ)に対して、異常な程の寵愛ぶりを見せるかと思えば、ある時はサディスティックにいじめるという、得体の知れない神秘的な存在。当時のロシアの旧体制崩壊という時代背景と共に、この没落貴族の令嬢の気高き誇りと現実との狭間でバランスを崩す精神状態を想像するととてつもない想いがします。そのジナイーダ役を見事に演じてしまうサンダ。美しい映像の中でサンダの身に纏っている長いドレスも実に素敵です。この美しい映像を撮影しているのはスヴェン・ニクヴィスト(イングマール・ベルイマン作品等でも有名)で、ハンガリーを中心にヨーロッパ各地でロケを行ったもの。この耽美的かつロマンティックな詩的な風景達と共に、瑞々しく爽やかな英国美少年俳優のジョン・モルダー=ブラウンと気高き妖精!ドミニク・サンダのおふたりのキャスティングは見事だと思います。当時20歳そこそことは思えないドミニク・サンダですが、私はこのお方の持つ(どの作品にも表れる)孤高の冷たい眼差しが死ぬ程大好きなのです。その視線はどこか危うくて何もかも見抜いている様でもあり、途方も無い彼方に向けられている様でもあります。美少女、ロリータも大好きですが、このお方だけはどこにも属さない存在。私にとってのまだ未知の妖精の国、あるいは150年〜200年前から生き続けている架空の夢物語りのヒロイン...。私の心の中にいつもしまってある一際気高き輝きを放ち続けている宝石の様な大切な存在です。ドミニク・サンダを想うだけで緊張してしまう程に大好きな極限の美!

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『初恋 ファースト・ラブ』 〜FIRST LOVE〜 
イギリス・フランス・スイス・西ドイツ/アメリカ合作映画 1970年
監督:マクシミリアン・シェル 原作:イワン・ツルゲーネフ 撮影:スヴェン・ニクヴィスト 
出演:ドミニク・サンダ、ジョン・モルダー=ブラウン、ヴァレンティナ・コルテーゼ、マクシミリアン・シェル

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『ドミニク・サンダ』

2009/01/19 11:54
ドミニク・サンダ:DOMINIQUE SANDA
生年月日:1948年3月11日(1951年説もあり) 魚座 フランス・パリ生まれ 
本名:Dominique Marie-Francoise Renee Varaigne
身長:170cm 髪:ダークブロンド 瞳:ブルーグレイ

私の一等大好きな女優さまなので緊張するのだけれど、欧州の退廃的美女であり、かつ演技力・存在感はどの作品でも素晴らしい。特にあの眼差し・視線の鋭さにはゾクゾクする。それなのに、雰囲気は柔かくふんわり。気高さと品格、そして知的な佇まい。透明感と長い髪、細すぎず豊満でもない美しい肢体、全てに於いて完璧!私のミューズのお一人である美しきドミニク様

ブルジョワ家庭に生まれ育つけれど、そんな環境が嫌で反発。16歳で結婚、破綻。モデルを経て、ロベール・ブレッソン監督の『やさしい女』で映画デビュー。決して妥協は許されない。気に入った作品にしか出演されないという姿勢は継続されている。フランス映画よりイタリア映画の方が好きだと仰っておられた時期もあり、代表作にイタリア映画が多いのも納得。抑えた演技の中で見せる内面演技、言葉を語らずとも語ることが出来る天性のオーラを持つ。『ルー・サロメ』の完全版が公開されたけれど、新作も気長にお待ちしているところ。70年代の途轍もない作品群には驚愕の名作が並ぶ。


◆代表作◆  
クリムゾン・リバー (2000)
ムーンリットナイト (1989)
肉体と財産 (1986)
シーデビル (1985)
太陽のエトランゼ (1979)
二人の女 (1979)
世界が燃えつきる日 (1977)
ルー・サロメ/善悪の彼岸 (1977)
1900年 (1976)
沈黙の官能 (1976)
家族の肖像 (1974)
ステッペンウルフ/荒野の狼 (1974)
刑事キャレラ/10+1の追撃 (1972)
マッキントッシュの男 (1972)
悲しみの青春 (1971)
初恋(ファースト・ラブ) (1970)
暗殺の森(1970)
やさしい女(1969)

★1976年度カンヌ国際映画祭:女優賞受賞 『沈黙の官能』



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